=映画日記=

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#9 ワカンダでチャドウィックに会いましょう!「ブラックパンサー」

目次

ポスター画像

ブラックパンサー : ポスター画像 - 映画.com (eiga.com)より引用

 

あらすじ

遥か昔、地球にヴィブラニウムと呼ばれる鉱石で出来た隕石が落ちてきた。やがてその地アフリカで5つの部族が戦争を始める。一人の戦士がヴィブラニウムの影響を受けたハート型のハーブを摂取し、超人的な力を持つ「ブラックパンサー」となった。彼の下に4つの部族が集まり、ワカンダ国となった。だがジャバリ族だけは参加せず、姿を隠した。

何世紀もたち、ワカンダは世界から隔絶された、高度な科学技術を持つ超文明となった。1992年、当時のティ・チャカ国王は、カリフォルニア州オークランドに潜入していた弟のウンジョブを訪ねる。 ティ・チャカは、密偵ズリを通じ弟がワカンダから得た武器を武器商人ユリシーズ・クロウに渡していたことを知り、彼を問い詰め、そして亡き者にした。

それから26年後の2018年、ヘルムート・ジモが起こした爆破テロによるチャカの死とそれに伴うアベンジャーズの内乱の後、チャカの息子ティ・チャラが新国王に即位する運びとなる。戴冠の儀式で、彼はジャバリ族の挑戦者エムバクを打ち負かし、晴れてワカンダは新たな国王を迎えた。

それからしばらくして、エリック・スティーブンズという男がクロウと結託してロンドンの博物館を襲撃した。ティ・チャラは友人ウカビに彼と因縁のあるクロウの逮捕を約束し、親衛隊長オコエ、幼なじみの恋人ナキアを連れ、裏取引が行われている韓国釜山へと向かう。同じく潜入していたCIAのエヴェレット・ロス捜査官と手を組んでクロウを捕らえるが、取り調べ中にエリックの襲撃を受け奪還されてしまう。ナキアをかばい重傷を負ったロスを救うため、ティ・チャラはロスを連れてワカンダへの帰国を余儀なくされる。

シュリがロスの治療に当たっている間に、ウカビのもとにエリックが現れる。彼は手土産としてクロウの亡骸を引き渡し、国王との謁見を求める。エリックの本名はウンジャダカといい、亡きウンジョブの息子にして王位継承権を持っていた。ティ・チャラの問いにズリはかつて起きた事を話す。エリックは父を失った後、「死の商人キルモンガー」とあだ名される兵士に育ち、祖国ワカンダの技術と武器をもって世界中のアフリカ系民族を迫害から救うために帰還し、王位を求めて現れたのである。再び儀式が行われ、エリック・キルモンガーは仲裁に入ったズリを殺害すると、ティ・チャラを谷底に突き落とし、ついに王位を得る。そしてハート型のハーブを摂取してブラックパンサーの力とスーツを得ると、残るハーブを全て焼き払い、ワカンダの武器を全世界の同胞へ輸送するよう命じる。

ナキア、シュリ、ラモンダ、そして一命をとりとめたロスは密かに得ていたハーブを一つ持って脱出し、ジャバリ族に援助を求める。ティ・チャラはエムバクによって仮死状態で保護されており、最後のハーブによって息を吹き返す。そしてキルモンガーを倒すべく、再びスーツを着用する。

シュリとナキア、キルモンガーに反旗を翻したドーラ・ミラージュはウカビと彼の軍隊に挑み、ロスはシュリのサポートを受けてジェットを遠隔操縦して兵器を搭載した輸送機を撃墜していく。エムバク率いるジャバリ族がティ・チャラの援護に加わり、ヴィブラニウム採掘場ではティ・チャラとキルモンガー、二人のブラックパンサーが中断された王位継承の儀式を再開させる。ティ・チャラの一撃がキルモンガーを貫き、ついに戦いに終止符が打たれる。キルモンガーは治療を拒み、投獄よりも自由ある死を選択する。ティ・チャラの計らいで祖国ワカンダの美しい景色を眺めながら、ついにエリック・キルモンガーはこの世を去る。

全てが終わり、ティ・チャラは再びオークランドを訪れ、ウンジョブとエリックが住んでいたアパートを買い取り、支援センターを作ることをシュリに語る。ミッド・クレジット・シーンでは、ティ・チャラがついにワカンダの全てを明らかにすることを国連で演説する。そしてポスト・クレジット・シーンでは、治療を終えたホワイトウルフことバッキー・バーンズにシュリが語り掛ける。

キャスト

 
 
ティ・チャラ / ブラックパンサー
本作の主人公である、“一国の主”と“ブラックパンサー”という2つの使命を持つワカンダの若き国王[注釈 1]
“神秘のハーブ”を摂取したことでブラックパンサーとしての超人的な身体能力を得ており、水面下で母国をはじめ、難民を中心とした世界の人々を守っている。
アベンジャーズの内乱でヘルムート・ジモが引き起こした爆破テロによって、父である先代国王ティ・チャカが死亡したため、儀式を経てワカンダの新国王となるものの、ワカンダの宿敵であるクロウやキルモンガーとの対峙により父が隠していた真実を目の当たりにし、キルモンガーと王位を巡る決闘に臨むことになる。
幼年期のティ・チャラ
演 - アシュトン・タイラー
エリック・“キルモンガー”・スティーヴンス / ウンジャダカ
アメリカの秘密工作員にして、アフリカ系アメリカ人の傭兵である本作のメインヴィラン
その正体はティ・チャカの弟のウンジョブがアメリカ人女性との間に儲けた一人息子の“ウンジャダカ”で、父を殺害し、自分をオークランドに置き去りにした伯父一家への復讐と、父の悲願である黒人の社会的立場向上のため、ワカンダの王位を狙って、同国のテクノロジーによる世界征服を企む。
演 - ルピタ・ニョンゴ、日本語吹替 - 皆川純子[7][8]
ワカンダのスパイ“ウォー・ドッグ”の一員として世界各国で活動している、ワカンダの“リバー族”の女性で、ティ・チャラの幼馴染み。かつてはドーラ・ミラージュに属し、ティ・チャラと恋人同士だった。
アフリカの奴隷商人らへの内偵を完了させてワカンダに戻り、その後はティ・チャラたちと行動を共にしていく。
演 - ダナイ・グリラ、日本語吹替 - 斎賀みつき[7][8]
ワカンダの国王親衛隊“ドーラ・ミラージュ”の隊長を務める、ティ・チャラのボディガード。彼女もティ・チャラやナキアの幼馴染みでもある。
かつて対テロ共同対策本部の副司令官を務めていたCIA捜査官。本作ではジモの逮捕に際して、ティ・チャラの介入を秘匿して彼に貸しを作っていたことや、元アメリカ空軍パイロットであったことも明かされ、釜山でティ・チャラと再会したことからワカンダと世界の命運をかけた戦いに身を投じ、パイロット時代に培った航空機操縦の腕も振るう。
演 - ダニエル・カルーヤ、日本語吹替 - 中井和哉[7][8]
ワカンダの“ボーダー族”のリーダーにしてティ・チャラの親友であり、オコエの恋人。儀式では親友としてティ・チャラを応援して彼が勝利すると喜ぶも、ティ・チャラが自身の仇であるクロウを取り逃してしまったと知らされると失望し、ティ・チャラに従うことに抵抗を覚え始め、後にクロウを亡き者にして現れたキルモンガーにワカンダの変革を目的として彼と結託し、ティ・チャラに見切りをつけてしまう。
 
シュリ
ティ・チャラの妹でワカンダ王国の王女。16歳にしてヴィブラニウム工学の天才科学者・発明家でもある。
自らもティ・チャラと同様に父を失って間もない身でありながら、ワカンダの新たな国王に就任した兄を、ナキアやオコエたちと同様にその前向きな心で支えていく。
演 - ウィンストン・デューク、日本語吹替 - 木村昴[8]
ワカンダの山奥に棲み、長い間ワカンダ王家とは距離を置いてきたジャバリ族のリーダーで、古来より他部族から不当に扱われたことから王家を嫌悪している。
王位継承の儀式での決闘でティ・チャラと打ち合って敗北し、ティ・チャラの温情で命は失わずに済んだ。後にキルモンガーとの決闘で意識不明となったティ・チャラを、決闘で命を奪わなかった借りから介抱する。
ティ・チャカの弟で、ウンジャダカの父親[注釈 2][注釈 3]
本編開始から30年前、アメリカでウォー・ドッグとしてスパイ活動にあたっていたが、過激派組織に与し、クロウと結託してヴィブラニウムを母国から盗み出していた。
そして1992年に、滞在先のオークランドに駆けつけた兄に母国への連行を言い渡されるが、ズリに銃口を向けたことで彼を庇ったティ・チャカの行動により、事故的な形で死亡した。
ドーラ・ミラージュの隊員の一人。かつてティ・チャラがアベンジャーズの内乱にスカウトされた時に彼と共に先行登場していた。
ティ・チャカ
演 - ジョン・カニ、日本語吹替 - 佐々木敏[8]
ティ・チャラとシュリの父親。ワカンダ王国の先代王にして先代ブラックパンサー。1992年のオークランド訪問で起こしてしまったウンジョブとの一件を、ワカンダのために隠蔽していた過去があった。そして、ウィーンでのソコヴィア協定署名式で、ジモが引き起こした爆破テロで命を落とした。
本作では回想シーンと、ティ・チャラがハーブを飲用して不可思議な空間に送られたシーンに登場する。
青年期のティ・チャカ
演 - アタンドワ・カニ、日本語吹替 - 滝知史[8]
演 - サイデル・ノエル
ドーラ・ミラージュの隊員の一人。
演 - デヴィッド・S・リー、日本語吹替 - 堀総士郎[8]
クロウやキルモンガーの仲間のテロリストの男性。
演 - ナビャー・ビー
リムバニと同様、クロウやキルモンガーの仲間のテロリストの女性で、キルモンガーとは懇意の関係である。
演 - スタン・リー、日本語吹替 - 高桑満[8]
韓国の釜山にあるカジノで遊んでいた老人。
演 - フランシスカ・ファリダニー
グレートブリテン博物館の支配人の女性で、工芸品の専門家でもある。客に扮して博物館に来訪したキルモンガーと、救急隊員に変装したクロウに射殺されてしまう。
演 - アレクシス・リー、日本語吹替 - 木村涼香[8]
釜山にあるチャガルチ市場で露店を営む、現地の中年女性。ナキアやクロウと顔馴染みである。
グリオ
声の出演 - トレバー・ノア
演 - アンジェラ・バセット、日本語吹替 - 幸田直子[8]
ティ・チャラとシュリの母親でワカンダ王国の女王。先代国王で夫のティ・チャカを亡くした悲しみにくれながらも、持ち前の慈悲深さでティ・チャラやシュリを優しく支え、リーダーシップと穏やかさで評議会の人々もまとめる。
ズリ
ワカンダの王位継承の儀式を取り仕切る高僧で、ティ・チャカの側近でもあった長老的存在。ティ・チャラの良き教育係にして相談相手でもある。同時にティ・チャカのウンジョブに対する秘密を共有し、現在に至る。
青年期のズリ
演 - デンゼル・ウィテカー、日本語吹替 - 後藤光祐[8]
演 - アンディ・サーキス、日本語吹替 - 広田みのる[8]
ヴィブラニウムの密輸を企て、南アフリカのブラックマーケットを仕切っている武器商人。以前ウルトロンに切断された左腕には、強力な衝撃波を放つアームキャノンが内蔵された義手を装着している。キルモンガーとは協力関係にあり、本作の30年前にワカンダに侵入し、ヴィブラニウムが保存されたボトルを大量に強奪した上でワカンダの国境を爆破して逃走した一件で、ワカンダの評議会から大罪人として認知されている。
ノンクレジット・カメオ出演
ジェームズ・ブキャナン・“バッキー”・バーンズ / ウィンター・ソルジャー / ホワイトウルフ
演 - セバスチャン・スタン、日本語吹替 - 白石充[8]
第二次世界大戦中に谷底に転落して左腕を失う重傷を負いながら行方不明になり、“ヒドラ”によって同組織の暗殺者“ウィンター・ソルジャー”へと仕立て上げられた、スティーブ・ロジャース/キャプテン・アメリカの幼馴染みにして親友。アベンジャーズの内乱の末に、ティ・チャラの手引きでワカンダへと亡命し、ヒドラの洗脳を解く術が見つかるまで冷凍睡眠装置に入って眠りにつき、ティ・チャラから“ホワイトウルフ”の称号を授かっていた。

 

ブラックパンサー (映画) - Wikipediaより引用

・主人公を演じたチャドウィック、ボーズマン

 ご存じの方も多いと思いますが、チャドウィックは2020年8月に43歳の若さで逝去されました。もうすぐ2年になるのですね。闘病されながらブラックパンサーの撮影に臨んでいたとのことです。

・完全無欠ではない「ブラックパンサー

 大活躍をみせるヒーローたるもの、非の打ちどころのないスターであるべきだと私は勝手に思っています。しかし、国王とブラックパンサーという2つの顔をもつ、ナイ・チャラはこれまでのヒーロー像ではない、国を思い国民を思い数ある試練を乗り越え、愛や絆をつむぎ、平和を願う王としての成長を描いているのがこの作品では見ることができます。映像も美しいです。シンプルにアクション SF として楽しめます。

ブラックパンサーの宿敵 “キルモンガー”にご注目 ♡

 キルモンガーは、極悪非道をつっぱしるわけですが、彼の生いたちが何とも悲しすぎるのです。王位を狙い、「ワカンダ」に乗り込む一方、父親から毎晩のように聞かされた故郷「ワカンダ」への懐郷の念も捨て切れずに葛藤を抱えるのが、ビィランのキルモンガーです。キルモンガーの「真意」を国民のティ・チャラは反映していくこととなります。ぜひ、“ブラックパンサー” ご覧ください。

・本日のコーヒー

こちらの2層のコントラストがいいですね。美味しくいただきました。

 

ゴールデンウィークが終わり、昨今はコロナ感染者の上昇も懸念されているところですが、みなさまいかがお過ごしですか。

 奄美地方が今日梅雨入りしたとみられると、ニュースで流れていました。例年になく早いようですね。こちらの空模様は、、だんだんと荒れてきました。

ベランダの “残骸たち” を片付けなくてはいけませんね。

 “天気痛” をお持ちの方は気懸かりな時期ですが、どうぞ無理されずにお過ごしください。私も雨の日は、何だか気が滅入ってしまいますが、映画を1本、2本と観て、コーヒーのんで、鋭気を養ってまいります。

 本日もお読みいただきありがとうございました。

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